011 初めてのリードギター(後半)


今回は「初めてのリードギター(その2)」ということで、ベンチャーズの「ダイアモンド・ヘッド」の後半を弾いてみましょう。

今回はミュート奏法プリングオフ、そしてベンチャーズの専売特許テケテケテケテケ、がでてきます。


⬅️ 今回の動画はこちらです。

011「ダイヤモンド・ヘッド」
  初めてのリードギター!(後半)

 

今回弾く後半のフレーズはこちらです。


 
 

では、この部分から始めましょう。
この部分はmute奏法です。


 
 

Mute奏法


 
まず、右手の小指の下の手のひらをブリッジあたりにおきます。
 

 
手のひらをつけたまま(ここで弦をmute)弾きます。
muteの部分はこのまま弾き続けます。

 

それでは左手のポジションを見てみましょう。

レの音は、3弦の7フレット(赤い矢印)。薬指が良いでしょう。
ドの音は、3弦の5フレット(青い矢印)。人差し指が良いでしょう。

そうすると、3弦に薬指と人差し指がちょうど5フレットと7フレットに収まるフォームになるはずです。

そのままのフォームでラの音は4弦の7フレット(紫の矢印)、これも薬指が良いでしょう。

薬指は3弦と4弦で同じ7フレットなので、指の動きが小さくすみます。


 
ピッキングはドの音だけアップピッキングで他は全てダウンピッキングが良いでしょう。
 

では次にプリングオフについてです。
プリングオフは弾いたあと、ピッキングせずに左指を離します。
赤丸の部分、Pと書いてあるところです。


 
ピッキングは全てダウンで!
 

人差し指を1弦の5フレット(ラ)へ、そのまま小指を2弦の8フレット(ソ)へ。人差し指と小指が5フレットと8フレットに収まるフォームが理想的です。
初めは大変だと思いますので時間をかけてマスターしたいものです。

次がプリングオフです。
3弦の8フレット(ミの♭)に小指を、7フレット(レ)に薬指を置きます。
8フレットの(ミの♭)を弾いたらすぐに小指を離します。
その時に7フレットを押さえていれば(レ)の音もなるはずです。
いかがですか?

で、5弦は人差し指です。
ピッキングは全てダウンでOKです。

この3弦の指の収まり具合も理想的なんですよ。




 
 

次は4弦の7フレット(ラ)に薬指を、人差し指を5フレット(ソ)に。

そして5弦でのプリングオフです。
5弦の6フレット(ミの♭)に中指を、5フレット(レ)に人差し指を置きます。
6フレットの(ミの♭)を弾いたらすぐに中指を離します。
その時に5フレットを押さえていれば(レ)の音もなるはずです。


そしてラストは、6弦8フレット小指です。


小指はなかなか思うようにいかない指です。
なので早いうちから使う癖を見につけたいものです。

 
 

そしてもう一度mute奏法です。
先にやったことと全く同じです。


 
 

最後の小節です。
ここではラストにベンチャーズ特有のテケテケ奏法が出てきます。
muteピッキングをしながら12フレット辺りから1フレットの方に降りてきます。
実際の現場では、楽譜にこのようにテケテケと書かれることが多いです。

その前にもう1小節ありますね。

2弦の5フレット(ミ)に人差し指、次が3弦の7フレット(レ)に薬指です。
そしてまたプリングオフです。
4弦の8フレット(シ♭)が小指です。
4弦の7フレット(ラ)が薬指です。
この4弦の8フレットから7フレットへプリングオフです。

で、ラストが4弦の5フレット(ソ)が人差し指です。

さあ〜、ここでテケテケです。
6弦、5弦でやることが多いです。
今回は5弦でやってみましょう〜!

左手は人差し指でも薬指でも中指でも、どれでも良いです。
5弦の12フレットあたりから1フレットにかけて降りてきます。
その時ピッキングはアップダウンを繰り返します。
リズムは16分音符を意識しながら、実は雰囲気なんですよね。


 
 

いかがでしたか?

この曲は基本的な運指の塊です。
この曲をやるだけで知らず知らずのうちに、左指の形が良くなります。(動画参照)
すぐにはできないかもしれませんがゆっくりと楽しみながらトライしてください。

 
 

ではまた、次回!